- 脱毛の掛け持ちをすると効果は早く出る?
- 同じ部位を掛け持ちするとスタッフにバレる?
- 2つ以上の脱毛を同時に通う際の注意点は?
脱毛に通い始めると「もっと早く毛をなくしたい」と思うようになります。
ですがサロンやクリニックによっては3〜4ヶ月ほどお手入れの間隔が空いてしまうことも。
3〜4ヶ月の間に1回「別のサロンやクリニックで脱毛すれば早く毛がなくなるのでは?」と調べている方も多いようです。
ちなみに「同じ部位を掛け持ちするとバレる」という情報もありますが、10年ほど脱毛サロンに勤めた経験からお伝えするとバレることは少ないでしょう。
しかし間違った情報で脱毛を掛け持ちしてしまうと効果が早くなるどころか、次のようなデメリットが生じます。
- 思いもよらない肌トラブルを起こす
- 毛周期とタイミングが合わなくて効果が出ない
- 時間とお金が余計に必要になってしまう
この記事では早く脱毛効果を出すために掛け持ちをうまく活用する方法や、トラブルにならないための掛け持ちの注意点をお伝えしていきます。
20年ほど前に高校生の頃から脱毛サロンへ通い、満足するまでエステ脱毛・医療脱毛・ニードル脱毛・ワックス脱毛・家庭用脱毛器など、ほぼ全ての脱毛処理を経験し、自身も14年ほどエステ・脱毛業界で働いていた「自称脱毛マニア」の私がお伝えします。
最後まで読んでいただけると脱毛効果を早く出す掛け持ちの仕方が分かり、思いもよらない肌トラブルや追加料金を回避できます。
結論から知りたい方はこちら↓
- サロンクリニックの掛け持ちは他部位ならバレても問題ない
- ただし同じ部位を掛け持ちで交互に当てる行為には注意が必要
- 効果を高めたい場合は毛周期と成長期の毛を考えて当てていく
- 掛け持ちで生じる可能性のある追加料金や肌トラブルに気をつける
掛け持ちすると脱毛効果は高いのか?同じ部位は基本NG
脱毛の掛け持ちには2つのパターンがあります。
- 他の部位を2〜3つのサロン・クリニックに通う
- 同じ部位を2つのサロン・クリニックで交互に脱毛する
他の部位を様々なサロン・クリニックに通うことに関しては、デメリットも存在しますが基本的に問題ありません。
私も全身をエステ脱毛で通いながら、VIOを医療脱毛にして掛け持ちしていた時があります。
しかし効果を高めたいと考え同じ部位を2つ以上の店舗で掛け持ちすることはデメリットもあり掛け持ちNGのサロンやクリニックも存在します。
- 脱毛の掛け持ちは同じ部位の場合はバレにくい
- 同じ部位の掛け持ちで効果が上がるとは限らない
- 他の部位の掛け持ちは基本OKで効果が早くなることも
以下順に解説します。
脱毛の掛け持ちは同じ部位の場合はバレにくい
よく同じ部位を掛け持ちで脱毛に通っていると「毛の状態でスタッフにばれる」と聞きますが、実際10年ほど働いていた私の感想は「ほぼバレない」です。
バレるとすれば、例えば膝下を脱毛して2週間後に別のサロンで膝下を脱毛しようとすれば、毛の抜け落ち具合で掛け持ちに気づきます。
しかし脱毛した2週間後に別の脱毛へ行く方はいないと思います。
別の脱毛へ行くとしても2〜3ヶ月後だと思うので、2ヶ月後の毛の状態を見て毛が少なかったとしてもスタッフならこう思います。
- 一部を剃ってきた?
- 効果が早く出た?
- もともと毛が少なかった?
目視では脱毛して来たことに気づきません。
よって同じ部位を掛け持ちしている場合は、2〜3ヶ月間を空ければバレにくいでしょう。
反対に他の部位を掛け持ちしている方がバレやすいと思われます。
例えば「Aサロン・膝上」と「Bクリニック・膝下」を掛け持ちしている場合、膝下を当てて2週間後に膝上のAサロンへ行った際、膝下が見えてポロポロ毛が抜けていたら他で脱毛してきたとわかります。
しかし他の部位の掛け持ちはバレても問題ないので大丈夫です。
同じ部位の掛け持ちで効果が上がるとは限らない
「同じ部位を掛け持ちしたら早く卒業できた」という人もいますが、間隔を短くして「早く当てれば当てるほど毛がなくなる」というケースばかりではありません。
理由は成長期の毛にしか脱毛の光が反応しないという「毛周期の関係」です。
結論からお伝えすると今通っている脱毛が「4ヶ月〜6ヶ月予約が取れない」などの場合は、2〜3ヶ月に1回のペースで通える「同じ部位の掛け持ち」の方が脱毛効果が早いケースはあります。
私の過去のお客さんで「全身12回を2週間ペースの6ヶ月で当て切り3年のローンだけ残ったが、まだ毛が生えてきて困る」とカウンセリングに来られた方がいました。
6ヶ月で当て切った方の毛の状態は、まだ全身毛量が多くて結果的に再度私のサロンで全身契約をされました。
6ヶ月の通ってる間の期間は毛が無くなったように感じますが、毛には毛周期が存在するため短い間隔で当て続けてもほぼ効果がありません。
この「毛周期と脱毛の関係」は一般のお客さんには理解が難しくて、新人スタッフでも理解していないことがあります。
毛周期について詳しくはこちら
まず人間には無数の毛穴があります。
1立方センチメートルに、百個以上あると言われています。
想像以上ですね!
そんな大量の毛穴のうち、現在目に見えている表面の毛は一部の毛穴から出ています。
休止期という今は毛が生えていない毛穴が、圧倒的に多いのです。
画像が少し見にくいのですが、例えばビキニの大量の毛のうち、65〜81%が休止期です。
休止期毛とは? ー 今は毛穴の中で毛が眠っている状態のこと
仮に今ビキニラインに300本の毛が生えているとして、今生えている毛は「成長期・退行期」の毛です。
今生えている毛の他に、毛穴の中で眠っている休止期の毛が、残り700本あります(70%計算)
そして生えている毛のうち退行期の毛に関しては根本から離れかけているため、いくら光やレーザーを当てても「抑毛・脱毛」の効果は見られません。
毛周期の関係で脱毛を終えて2週間から1〜2ヶ月の間に次の脱毛へ行ったとしても、生えているのは退行期と言って「毛の根元から離れかけている毛」だけなのでほぼ抜けません。
私の勤務サロンでも照射漏れの当て直し期間がお手入れ後2ヶ月まででしたが、理由は2ヶ月以降には次の成長期の毛が徐々に生えてくるからです。
多くのIPL脱毛の場合2〜3ヶ月に1回のペースが「お金も時間もかからないベストな期間」です。
先にお伝えしましたが今通っているサロンやクリニックがなかなか予約が取れずに4〜6ヶ月ほど期間が開いてしまうようなら、間に1回掛け持ちして2〜3ヶ月で通う方が効果が早い可能性があります。
しかし同じ部位の掛け持ちを禁止しているサロンもあるように、肌トラブルなどの注意点もあるので完全に推奨はできません。
同じ部位の掛け持ちは個人の判断と責任のもと行いましょう。
他の部位の掛け持ちは基本OKで脱毛卒業が早くなることも
- 全身を脱毛サロンで行い、顔+VIOを医療脱毛へ通う
- 膝下・腕下をAサロン、膝上・腕上をBサロンで脱毛する
上記のような掛け持ちを行っている方は実際に多く、お客さんの中にはサロンやクリニックを4つ掛け持ちしている方もいました。
1つのサロンやクリニックでまとめた方が予約などの管理が楽ですが、掛け持ちのメリットとして複数で安く通えたり自分にあう店舗を探すこともできます。
単純に1つのサロンで「全身終わってから顔の脱毛を始める」より2つのサロンやクリニックで「全身と顔を同時に始める」方が、早く脱毛通いから卒業できます。
今通っているところより他のサロンやクリニックが気になったら1度カウンセリングへ行ってみて、気に入れば同時に安く始めてみるのもおすすめです。
脱毛を掛け持ちする際の注意点
2つ以上のサロンやクリニックを掛け持ちする際には、気をつけるべき注意項目が3つあります。
- 同じ部位の掛け持ちは効果の出ない時期を避ける
- 予約の管理をしてキャンセル料の支払いを防ぐ
- 他部位を掛け持つ場合は「しましま模様」に注意
以下順に解説します。
同じ部位の掛け持ちは効果の出ない時期を避ける
現在通っている脱毛が4〜6ヶ月以上のペースになっている、もしくは予約が取れないと言った場合は「次の脱毛までの間に1回別の脱毛に行きたい」と思う方もいるはずです。
しかし同じ部位を掛け持つ際は毛周期を考えて、脱毛後2ヶ月間は間を空けてから次の脱毛を行いましょう。
決して同じ部位の掛け持ちを推奨しているわけではありませんが。
1ヶ月後に半分ぐらい抜け落ちてない毛が気になるから、1ヶ月後じゃだめ?
1ヶ月後に抜けない毛の大部分は退行期と言って「毛根から離れかけている毛」の可能性が高く、光やレーザーを当てても脱毛効果が低いのです。
実際に私の脱毛サロン勤務時代も毛が気になって早く無くしたいというスタッフに1ヶ月後同じように照射しましたが、ほとんど毛は抜け落ちませんでした。
残っている毛が気になるとは思いますが、次の成長期の毛が生えてくるまで2ヶ月〜3ヶ月待ってから次の脱毛を行いましょう。
時間とお金を無駄にしないように、お手入れのペースには気をつけましょう。
予約の管理をしてキャンセル料の支払いを防ぐ
2つ以上の脱毛を掛け持ちすると予約管理が大変になり、うっかり忘れてしまうことがあります。
1つの脱毛サロン通いでも2〜3ヶ月間が空くので予約を忘れてしまい、当日キャンセルをする方が意外と多いのです。
1日〜2日前にキャンセルもしくは変更の連絡を行えば「キャンセル料は必要ない」脱毛がほとんどですが、中には1回分コースがなくなるか1000円〜3000円のキャンセル料が生じます。
非常にもったいないので脱毛の掛け持ちをする際は以下のことを意識しましょう。
- アプリや手帳でしっかり予約管理を行う
- 当日キャンセル料が少ないか安い脱毛を掛け持つ
ミュゼプラチナムでも2023年1月から規約改定によりキャンセル料0円から「当日キャンセル料2200円」が必要になり、ほとんどのサロンやクリニックで1000円〜3000円のキャンセル料が発生します。
キャンセル料が0円で人気の「リゼクリニック」は医療脱毛にしては珍しい「当日の予約3時間前までのキャンセルはキャンセル料0円」でなおかつ乗り換え割も行っています。
午後に予約を取っていれば当日生理などでキャンセルになっても安心です。
>> リゼクリニック公式ホームページなるべくキャンセル料などの負担が少ないサロン・クリニックを選び、なおかつしっかりと予約の管理を行いましょう。
他の部位を掛け持つ場合は「しましま模様」に注意
私が脱毛サロン勤務時代の脱毛掛け持ちのお客さんで「足がしましま模様」になっていた方がいました。
しましま模様って何なんですか?
しましま模様とは上記の画像のような状態です。(リアル体験談)
足ではなく腕が「しましま模様」の方もいましたが、他部位を掛け持つ場合は脱毛する部位の範囲に注意が必要です。
画像の方は「膝〜膝下・ビキニ」と「膝上(太もも)」を2つに分けて脱毛に通っていたのですが、各範囲の切り替え場所に脱毛の光が当たっておらず結果的にライン状に毛が残りました。
サロンやクリニックによって各部位の範囲の基準が違うことが原因で生じます。
脱毛の当日は毛も剃っているのでどの範囲までを他の脱毛で当てているかどうか、施術スタッフには分かりません。
そしてこの「しましま模様」になってしまうと非常に厄介です。
しましま模様だけ脱毛できるプランは基本的には存在しないので、膝上全体もしくは膝下全体を再度まるごと契約が必要です。
コース追加に費用が余計かかってしまいますね。
もし一部だけ残ってしまったという方がいたら、本数によってはニードル脱毛の方が細かい脱毛箇所が決められるので安くなる可能性があります。
費用を抑えたくて掛け持ちしているのにプラスで余計な費用がかかってしまわないように、他の部位を掛け持つ際は「部位ごとの切り替えの範囲」をカウンセリング時などにしっかり確認しましょう。
脱毛の掛け持ちに関するQ & A
- 現在ワキとVIOを脱毛していますが他のクリニックで全身契約した場合はワキVIOなしでも脱毛を受けられますか?
-
基本的に全身セットのお金を払っていれば一部を除いて脱毛できます。
クリニックによって「当てなかったワキVIOは後からでも脱毛できるところ」と「全身で1回カウントなので後にワキVIOだけ当てることはできない」ケースがあります。
- 掛け持ちしていることを通っている脱毛サロンやクリニックに伝えるとお金がかかりますか?
-
同じ部位の掛け持ちはNGなところが多いですが、他の部位の掛け持ちは問題ありません。
あえてスタッフに言う必要もないですが、言ってもプラス料金はかかりません。
- 2ヶ月ごとに2つのクリニックで脱毛を受け続けると効果は早いでしょうか?
-
脱毛を始めたばかりの頃は2ヶ月ペースでいいかもしれませんが、徐々に効果が出てきて2ヶ月後に成長期の毛があまり生えていなければ当てても効果が見えにくいです。
医療脱毛に通うペースが徐々に空いてくるのも同じ理由です。
掛け持ちはバレにくい?効果や注意点まとめ
今回の記事では以下の内容をお伝えしました。
掛け持ちするとバレる?脱毛効果は上がるのか
- 脱毛の掛け持ちは同じ部位の場合はバレにくい
- 同じ部位の掛け持ちでも必ず効果が上がるとは限らない
- 他の部位の掛け持ちは基本OKで脱毛卒業が早くなることも
脱毛を掛け持ちする際の注意点
- 同じ部位の掛け持ちは効果の出ない時期を避ける
- 予約の管理をしてキャンセル料の支払いを防ぐ
- 他の部位を掛け持つ場合はしましま模様に注意
脱毛の掛け持ちに関するQ&A
- 現在ワキとVIOを脱毛していますが他のクリニックで全身契約した場合はワキVIOなしでも脱毛を受けられますか?
-
基本的に全身セットのお金を払っていれば一部を除いて脱毛できます。
- 掛け持ちしていることを通っている脱毛サロンやクリニックに伝えるとお金がかかりますか?
-
あえてスタッフに言う必要もないですが、言ってもプラス料金はかかりません。
- 2ヶ月ごとに2つのクリニックで脱毛を受け続けると効果は早いでしょうか?
-
脱毛を始めたばかりの頃は2ヶ月ペースでいいかもしれませんが、徐々に効果が出てきて2ヶ月後に成長期の毛があまり生えていなければ当てても効果が見えにくいです。
以上が掛け持ちの効果や注意点のまとめでした。
掛け持ちクリニックを探す際も「乗り換え割り」が適用できるクリニックがおすすめです。
以前通っていたサロンやクリニックの解約書まで提出の必要はないので、乗り換えではなく掛け持ちでも乗り換え割引が使えます。
乗り換え割りを行っているおすすめクリニックはこちら↓
>> 乗り換え割がおすすめな医療脱毛5選!お得に脱毛効果を上げる方法とは
私は脱毛効果を求めて「エステ脱毛→医療脱毛→ニードル脱毛」と今までお店を変えて通ってきました。
光脱毛・医療脱毛・ニードル脱毛はそれぞれにメリットやデメリットがあるので、ご自分にあった脱毛法が見つかりますように。
ただし「私の脱毛通い+脱毛サロン勤務経験上」わかることは、下記の部位はエステ脱毛・医療脱毛では毛をなくすことがほぼ不可能です。
- 白髪・色素の薄い毛
- ホクロやアザの上に生えている毛
- Iラインの粘膜の毛
- VラインIラインの境目
- IラインOラインの境目
- 乳輪周りの毛
- 顔のうぶ毛・眉下の毛
- レーザー脱毛で硬毛化した毛
- タトゥーの上に生えている毛 など
上記の部位が気になる場合は、スーパー脱毛(ニードル脱毛)をおすすめします。
ニードル脱毛の体験談や詳細はこちら↓
>> リアル体験談①:TBCでVIOのニードル脱毛体験!粘膜の痛みも体験した結果
>>【針脱毛経験者】ニードル脱毛のメリットデメリットをお伝え!永久脱毛の仕組みとは?
>> TBCの料金や脱毛種類を解説!ニードル脱毛は生えてくるから効果ない?体験談と口コミを検証
少しでも今のサロンやクリニックに疑問や不満があれば他の脱毛も検討してみて、なるべくお金と時間をかけずに脱毛を卒業しましょう!
コメント